Internetに接続するのは、基本さえ押さえれば、そんなに難しくありません。言い換えると、いくら頑張っても正しい手続きを行わないと接続は出来ません。

Networkにつなぐのに必要なものは、「物理的な機器」と「接続させる手続き」と「契約上のアクセス権」の3つです。よく質問されて困るのは、「つながらないんだけど」という情報のみの場合です。どの段階でつながらないのかが、認識されないと対策がとれません。

ここでは、3種類のネットへの接続について、接続までに必要なそれぞれの段階について紹介しています。

PCに有線LANが内蔵されていたら、LAN Cableのみ。ホテルなどでは貸し出しがあるところが多い。頻繁に利用するなら、自分で所持することをお薦めします。規格は必ず「ストレート」である必要があり、速さはどの規格でも問題ありません。携帯するなら、巻き取り式がやや高めですが、便利でしょう。(モジュラーケーブルと併用できるタイプもあります。)

PCに有線LANが内蔵されていない場合は、Cable以外に有線LAN Cardが必要です。

PCに無線LANが内蔵されている場合は、特に他に必要なものはありません。

内蔵されていない場合は、無線LAN Cardを購入する必要があります。規格は、a/b/g と3種類のものがありますが、折角購入するなら、出来るだけ多くの規格に対応したものが良いと思います。(アクセスポイントによっては、特定の規格のみの場合がある為。)

ダイヤルアップが出来るMODEMが内蔵されている必要があります。内蔵されていない場合、別途購入が必要ですが、最近は種類も数も少なくなってきていると思われます。

ホテルによっては、上記以外に何もいらない場合がありますが、国、ホテルによって、様々な形態があるので、以下に述べるような機器が必要になります。

a. モジュラージャックの変換プラグ。今までに必要だったのはロンドンTara Hotelのみです。
b.
モジュラー延長ケーブル(巻き取り式が便利です。LAN Cableと併用できるタイプもあります。)
c.
MODEM SAVER 電話線は4芯あり、そのうちの2線が利用されますが、内2線を使っているところと、外2線を利用しているところがあり、規格が合わないと物理的に接続できません。それらの切り替えをワンタッチでやったり、また局線がPCのModemで耐えられない電圧が流れていないかCheckする機能もあります。ホテルや海外で利用する際は、必需品です。

1. 有線LANでつなぐ場合
2. 無線LANでつなぐ場合
3. ダイヤルアップでつなぐ場合
物理的に必要なもの
アクセス権を得る
物理的に必要なもの
物理的に必要なもの
アクセス権を得る
アクセス権を得る

ホテルやその他つなぐ場所毎に違いがありますが、多くの場合は、Cableを挿すと自動的に接続に必要なIPアドレスの取得がなされます。

家庭やOfficeでIPアドレスを手動で設定している場合は、自動で取得するように設定を変えないといけません。

Firewallが機能している場合、新たなネットワークを検知するとBlockする場合がありますので、Firewallの設定が必要な場合もあります。
ネットワークを認識させる
ネットワークを認識させる
ネットワークを認識させる

ホテルやその他、接続する所々で、異なります。全く認証が不要で無料で使えるところや、Internet Explorer等を起動し、ログイン画面が表示され、無料だけれども手続きをさせるところや、有料の手続きを行わせるところ等、それぞれですが、指示に従い、進めて下さい。

Internetへの接続

次の「アクセス権を得る」というところと重なりますが、WEP Keyと言われる暗号化のKeyが必要となる場合があります。友人宅やFreespot等、無料のところでもKeyが必要な場合がありますし、また有料のサービスでKeyが会員のみに知らされている場合があります。

WEP Keyがあるところ、無いところもネットワークを認識した後は、有線LANと同じようにIPアドレスやFirewallの設定上の問題がある場合があります。

無線LANの場合は、上記の「ネットワークを認識させる」を通過すると、アクセス可能なケースが多いのですが、一部のサービスでは、Internet Explorer等を起動させて、無料だけれどもログインが必要なケースと、有料のサービスなので、支払いの手続きがある場合があります。何れのケースも指示に従い進めて下さい。

お薦めの無線LANサービスです。いろんなお店が参加しています。

無料であるのが特徴です。

国内、海外、ホテル等によって様々です。まずは、外線発信番号が何であるかを調べましょう。また下準備として、OSのコントロールパネルより「電話とモデムのオプション」より当該モデムのプロパティを開き、「モデム」のタブ欄に「発信を待ってダイヤルする」にチェックが入っている場合は外します。

次に前述の機器を用いて、PCが発信できるように電話回線を調整します。

「アクセス権を得る」のところに内容が重なりますが、有効なプロバイダーのアクセスポイントの電話番号を設定します。ここで注意が必要なのは、現在、殆どの有料プロバイダーが国内のダイヤルアップのアクセスポイントを「0570」という電話番号にしました。全国どこからでも同じ番号で便利に見えるのですが、ホテル等、交換機を通すところからですと発信出来ないところが殆どです。よって、「0570」の番号でないプロバイダーが必要なのですが、現在は次項で紹介する「freecom」という無料のプロバイダーが一番使いやすいようです。

海外からの接続は、所属のプロバイダーが自前のアクセスポイントを持っている場合がありますが、一般的にはGRIC等のローミングです。専用のダイヤラーが各プロバイダーより提供されているので、その指示に従い設定して下さい。個人的によく経験するのは、ダイヤラーだと上手く接続できないので、ダイヤラーで電話番号を調べ、その後、OS標準のネットワーク接続から設定を行っています。この際にアクセスポイントによっては、ユーザーIDの前に「gric/」と入れる必要があるところもあるので注意が必要です。

電話番号が決まりましたら、「半角カンマ+外線発信番号+半角カンマ+アクセスポイントの電話番号」と設定しましょう。半角カンマ1個で、1秒のポーズです。先程、「発信音を待ってからダイヤルする」のチェックを外したので、その為の対処です。ちなみに、「発信音を待ってからダイヤルする」にチェックが入っていると、全くダイヤルしない場合が多数だと思います。

ダイヤルアップの場合は、接続後、更に認証が必要な事はないと思います。「メールの送信は、受信作業を行ってから行う」というのは他の接続形態でも同じです。

お薦めのプロバイダーです。登録するだけで完全無料(電話代は必要)で使えます。アクセスポイントも全国各地にあるので、ホテルからでも不自由しません。メールアドレスも一つ付いてきます。

So-netは海外からのダイヤルアップでは、一番使いやすいと思います。海外での接続時間分も国内での契約時間内で処理されます。国内のみ使用を考えると、月1時間525円、月5時間1050円ですので、高めに見えますが、海外での使用を考えるとかなりお得です。(全てのGRICのアクセスポイントが使えます。)自宅がSo-netのADSL等をご利用の方は、ある一定時間の海外接続は課金されないようになっていると思います。

出先からの接続機器については、Road Warrior社が専門的に扱っていますので、いろんな機器で不明な点があれば、右のアイコンより、Road Warrior社のPageを参照して下さい。